リフォームか建て替えか迷ったら?まるごとリフォームを選ぶべきケースとは
こんにちは、さんわリフォームです!
このたびは、「まるごとリフォーム」のお話です♪
リフォームか建て替えか迷ったら?まるごとリフォームを選ぶべきケースとは
【目次】
「家が古くなってきたけど、リフォームにするべき?それとも思い切って建て替えるべき?」
このような悩みは、住宅を長く所有している方なら誰しも一度は直面するものです。
近年では「まるごとリフォーム(フルリフォームとも呼ばれます)」という選択肢が注目されており、建て替えほどの手間やコストをかけずに住まいを一新できる方法として人気です。
この記事では、そんなまるごとリフォームと建て替えの違い、そしてどんなケースでまるごとリフォームを選ぶべきか分かりやすく解説します。
まずは、それぞれの違いをおさえておきましょう。
■建て替えとは?
建て替えとは、今ある家を一度完全に取り壊して、新しく建て直すことを指します。建物の構造や間取り、性能すべてをゼロから設計できる自由度が高い反面、費用が高くなりがちで、仮住まいの準備や解体費用も必要になります。
■まるごとリフォームとは?
一方、まるごとリフォームは、建物の構造を残しつつ、内装・外装・設備などを一新する方法です。必要に応じて断熱工事も行い、古い家を「見た目も機能も新築同様」に生まれ変わらせることが可能です。
建て替えに比べて、まるごとリフォームには以下のようなメリットがあります。
■コストを抑えられる
建て替えでは解体工事、設計、仮住まいの家賃などがかさみますが、まるごとリフォームならこれらの費用を大幅に抑えられる可能性があります。
■思い出の家を残せる
長年住んできた家には思い出が詰まっているもの。柱や梁などを活かしながら快適にする方法は、心にもやさしい選択です。
■工期が短く済むことが多い
全面的な改装ではありますが、建て替えよりも工期が短く済むケースが多いのもポイントです。
ただし、すべての住宅にまるごとリフォームが適しているわけではありません。以下のような場合は、建て替えの方が合理的です。
・建物の構造体が著しく劣化している(例:シロアリ被害や基礎の崩壊など)
・建築基準法の変更により、再建築することで敷地を有効活用できる
・土地の形状を活かして新たなプランを実現したい
・既存住宅が違法建築となっており、大幅な変更ができない
こういった場合には、無理にリフォームを選ぶよりも、ゼロから家づくりを考え直すことが長期的に安心です。
では、どんな場合にまるごとリフォームが適しているのでしょうか。以下のような状況が当てはまるなら、リフォームを検討する価値があります。
■築20年以上の家で、外装・内装・設備の老朽化が目立ってきた
キッチンや浴室の機能性が落ちてきた、壁紙や床材の痛みが気になる、という状態なら、部分的な補修よりも、まとめて改修した方が効率的です。
■間取りを変えたいけれど、構造上の制限が少ない
壁の位置を変更できるような構造であれば、現代のライフスタイルに合った間取りへ変更可能です。
■現在の家に愛着があり、可能な限り活かしたい
祖父母の代からの家や、思い出の詰まった家を、壊さずに住み継ぎたいという方に最適です。
■建ぺい率・容積率の制限で建て替えでは面積が減ってしまう
現在の家よりも小さくなる可能性があるなら、現状の建物を活かすリフォームの方が合理的です。
最後に、「まるごとリフォーム」か「建て替え」かを判断するための簡単なチェックリストを紹介します。
チェック項目 |
YES/NO |
||||||
家の基礎や構造はしっかりしている |
YES | / | NO | ||||
建物に違法な増改築はしていない |
YES | / | NO | ||||
間取りの大幅変更は不要または、可能な構造である |
YES | / | NO | ||||
建て替えると法規制で面積が小さくなる |
YES | / | NO | ||||
コストを抑えて住み替えたい | YES | / | NO |
YESが3つ以上あれば、まるごとリフォームを前向きに検討する価値が十分あります。
「リフォームか建て替えか」は、人生の大きな決断です。ですが、まるごとリフォームという選択肢を知ることで、予算・思い出・機能性をバランスよく保った住まいづくりが可能になります。
建て替えほどのコストをかけずに、快適で安心できる家を手に入れたい方には、まるごとリフォームはとても有力な選択肢です。
まずは信頼できるリフォーム会社に相談し、現地調査などを通して、最適な判断を下すことが大切です!
最後までお読みいただきありがとうございました^^